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2024.2.20 07:00ゴー宣道場

大陸祖父の戦時話①山賊と一緒に軍に入った話から家系で思った話。

皆様、こんにちは!公論サポーターのアラフォー女子介護士のランランと申します。
今回は祖父の話をご紹介したくつづってみました。
草場の影で祖父祖母が苦笑してるかもしれません。

 

これは祖父がまだ子供の頃の話ですが、祖父は満州地方の医者の家系で、当時内戦前辺りに家の庭でボーッとした時に、近所の山賊に誘拐されました。
山賊は身代金目的で祖父を誘拐し、お金が来る間山賊のアジトで小間使いのような事をしてたそうです。
山賊のアジトはイメージとしては崖の洞窟っぽいところでしょうか、自然の要塞のイメージらしいです。
祖父は昔から祖母いわく、お人好しな性格で、周りの人から“◯◯(姓名)公”と呼ばれる昔の君子の風があったそうです。そのせいか、
山賊は野蛮な人が多いのですが、情が深いとこもあったのか、祖父に対してわりかし可愛がっていたらしいです。今で言うとヤ◯ザの情のような感じでしょうか。なんだかんだと山賊のアジトで生活してたある時に優しそうなおじさんがやって来たそうで、祖父はそのまま山賊とおじさんについていったらいつの間にか軍隊に入ったそうです。

その優しいおじさんは、なんと劉少奇という八路軍の中で良識派の人でした。
劉少奇は毛沢東と周恩来に次いで人気があり、穏やかな気風があったそうです。
一方、数年経ってから、祖母が八路軍に入り、
二人は上司の見合いで結婚しました。
ちなみに祖父は劉少奇の部隊で、祖母は謀略でキレ者の林彪の部隊にいたと母から聞いており、
それが真実だったら(誠実基本の劉少奇と祖父)水と(謀略で敵味方謀る林彪と祖母)油の相性のような関係で、更に母(覇道主義)と父(人道主義)が結婚し、私(王道主義)が生まれた数奇さがあり、なんだかなと思う数奇な話でした。

 

 


 

 

ごく日常の話のように「家の庭でボーッとした時に、近所の山賊に誘拐されました」ってだけでもびっくりなのに、その後の数奇な運命、さらには歴史上の人物という感覚だった劉少奇や林彪まで出てきて、なんだか凄すぎるファミリー・ヒストリーです(本当かどうかは確かめる術がありませんが…)。
その時代、その場所にいたら、とても自分じゃ生きていけなかっただろうとは思いつつ、話を聞く分には、こんな面白いものはありません!(時浦)

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